こんにちは^ ^
ペパーミントあいです。
今日は士師記18章を読みました。
概要は、下記記事をご参照のこと。
ダン族がミカのエフォドとテラフィムと
彫像と鋳造と祭司を奪って、
静かで穏やかな住民の住むライシュを
占領する章です。
これ、本当に神様の御心(みこころ)だったのかなぁ?
と、疑問に思う点が多々あります。
疑問① 神様に伺いを立てていない
まず第一に、神様に
「この町を手に入れなさい」
と言われてやったわけではないですよね。
一応、6節で祭司が
「安心して行かれるがよい。
主はあなたたちの旅路を見守っておられる」
と答えていますが、
「敵をあなたたちの手に渡した」
とは言っていません。
実際に占領する箇所にも、
そんな表記は一言もありません。
はたして本当に、
御心にかなっていたのでしょうか?
疑問② くじで割り当てられた土地ではない
この章の初めには
「彼らにはイスラエルの諸部族の中で
嗣業の地が割り当てられていなかったからである」
とありますが、
ヨシュア記19章40-48節を読むと、
土地を割り当てられたけれど
奪われたことが分かります。
神様に「この土地を手に入れなさい」と
言われたわけではないことが分かります。
もっとも、その理屈で言えば、
ヨシュア記17章では、
ヨシュアがエフライムの人々に
「くじで割り当てられた土地だけでは
足りないなら、レファイム人の土地を
奪い取ればいいだろう」
と言っているので、
別の土地を求めることが必ずしも
悪とは言えないのかもしれませんが……
疑問③ ベテルとライシュの表記方法の違い
もう一つ気になるのは、
創世記に出てくるベテルとの表記方法の
違いです。
18 ヤコブは次の朝早く起きて、枕にしていた石を取り、それを記念碑として立て、先端に油を注いで、19 その場所をベテル(神の家)と名付けた。ちなみに、その町の名はかつてルズと呼ばれていた。(創世記28章18-19節)
その町を、イスラエルに生まれた子、彼らの先祖ダンの名にちなんでダンと名付けた。しかし、その町の元来の名はライシュであった。(士師記18章29節)
どちらもイスラエル人によって
町の名前が変わっているのですが、
ルズという町の名は
完全に過去形で書かれているのに対し、
ライシュには「元来の名は」と
ついているんですよね。
「この町の本当の名前はライシュだ!」
というメッセージを感じるのは、
私だけでしょうか?
疑問④ 静かで穏やかな住民を殺すのは酷すぎる!
でも疑問に感じる一番の理由は、
「静かで穏やかな住民を襲い、
剣にかけて殺し、町に火を放って焼いた」(27節)
という表記が、
どう見ても悪者にしか見えないからです。
だって、無抵抗な相手を一方的に
殺すわけですよ?
悪者じゃないですか!!
たとえ偶像崇拝している異邦人であったとしても!
……それ言ったら、
ダン族もミカから奪った彫像を
町に立てて拝んでるわけですから、
「聖戦」とは断じて言えないですよねww
神様はダン族がライシュを手に入れることを
許可はされたけれど、歓迎はしていなかった。
そのように思えてなりませんm(_ _)m
以上、ペパーミントあいがお届けいたしました。