こんにちは^ ^
ペパーミントあいです。
今日は申命記33章を読みました。
申命記33章
[ai] 申命記32章 モーセの歌〜ネボ山に登れ の続きです。
本章には
- モーセの祝福(1-29節)
※サブタイトルは新共同訳聖書より
について書かれていました。
以下は、受洗1年7ヶ月目のわたしが本章を読んだ感想です。
解釈には注釈、解説書、教会で得た知識等を総動員させていただいておりますが、聖書について詳しくお知りになりたい方は、お近くの教会へ行って、牧師先生に聞いてみて下さいね^ ^
モーセの祝福(1-29節)
モーセが死を前に、イスラエルの全部族に向けた祝福の言葉が書かれています。
まずイスラエル全体への祝福から始まり、ルベン、ユダ、レビ、ベニヤミン、ヨセフ、ゼブルンとイサカル、ガド、ダン、ナフタリ、アシェルの各部族、最後にもう一度全部族に向けた預言と祝福の言葉が述べられています。
感想
何と、この中にシメオンの名前がありません!
シメオン族はどんどん数が減り、最終的にはユダ族に完全に吸収されてしまうため、ここには書かれていないのでしょうか?
シメオンの名前がない理由は、注釈でも「不明」となっていました。
ヤコブの長男のルベンの一族も、のちに数が減ってしまうようですが、「ルベンを生かし、滅ぼさないで下さい。たとえ数が減っても」となっているのに、この扱いの差は何なんだ!?
この祝福とよく似た形式の箇所が、創世記49章にもあります。
ヤコブが死の間際に息子たちを呼んで、祝福の言葉を贈る箇所です。
ここでヤコブは、シメオンとレビに対して、妹の受けた仕打ちに対して逆上し、その報復と呼ぶにはどう見てもやり過ぎとしか思えない殺戮を犯したことを戒め、「呪われよ、わたしは彼らをヤコブの間に分け、イスラエルの間に散らす」と、述べています。
その後、レビの子孫からはモーセやアロンが生まれ、その他のレビ族も何かと手柄を立てて「レビ人」として聖別された一族となりますが、シメオン族は、べオルの事件でかなりの勢いで数を減らされ、不名誉なことになりました。
レビもシメオンも、子孫は同様に「イスラエルの間に散らされる」ことになるのですが、レビ人は聖別された存在として各部族の間で特別な役割を果たすのに対し、シメオン族は強いユダ族に吸収されてしまうとは、随分と明暗を分けていますね。
参考文献
以下の解説書を参考にさせていただきました。
以上、ペパーミントあいがお届けいたしました!
次回は [ai] 申命記34章 モーセの死 についてお届けいたします。
申命記もいよいよ最終章です!
お楽しみに!