こんにちは^ ^
ペパーミントあいです。
今日は申命記21章を読みました。
申命記21章
[ai] 申命記20章 戦争について の続きです。
本章には
- 野で殺された人(1-9節)
- 捕虜の女性との結婚(10-14節)
- 長子権について(15-17節)
- 反抗する息子(18-21節)
- 木にかけられた死体(22-23節)
※サブタイトルは新共同訳聖書より
について書かれていました。
以下は、受洗1年7ヶ月目のわたしが本章を読んだ感想です。
解釈には注釈、解説書、教会で得た知識等を総動員させていただいておりますが、聖書について詳しくお知りになりたい方は、お近くの教会へ行って、牧師先生に聞いてみて下さいね^ ^
野で殺された人(1-9節)
新しい土地に入ったあと、野で殺された人が発見され、犯人が分からない場合は、そこから一番近い街の長老たちが、贖いの儀式をするように言われています。
本来は犯人がその罪の裁きを受けなければならないのですが、犯人が分からない場合、連帯責任で罪の呪いが全イスラエルに負わされてしまうため、贖いの儀式をする必要がありました。
そのやり方は、労役に使われたことのない若い雌牛を、水の尽きることのない川の未開拓の岸辺に連れて行って首を折り、祭司が進み出ます。
長老たちはその上で手を洗って、
「我々の手はこの流血事件と関わりがなく、目は何も見ていません。主よ、あなたが救い出されたあなたの民、イスラエルの罪を贖い、あなたの民、イスラエルのうちに罪なき者の血を流した罪をとどめないで下さい」
と、宣言します。
こうすることによって、罪なき者の血を流した罪を取り除くことが出来るそうです。
捕虜の女性との結婚(10-14節)
捕虜の女性を妻にする場合の決まりが書かれています。
捕虜の女性を妻にしたければ、彼女を家に連れて行きます。
彼女は髪を下ろし、爪を切り、捕虜の衣服を脱いで、その人の家に住み、自分の両親のために一ヶ月間嘆く期間を経たあと、正式に妻になることが出来ます。
もし彼女のことが気に入らなくなったら、金で売ったりせず、彼女の意のままに去らせなければなりません。
「既に彼女を辱めたのであるから、奴隷のように扱ってはならない(14節)」とあります。
長子権について(15-17節)
ある男性に二人の妻がいて、一人は気に入られ、一人は疎んじられていた場合、疎んじられていた方の妻が長男を産んだのに、お気に入りの妻の子に長子の権利を与えることを禁じています。
反抗する息子(18-21節)
息子が物凄くわがままで親の言うことを全く聞かない場合、両親は息子を、城門のいる町の長老の前に突き出すように言われています。
突き出すと、町の住民たちがやってきて、その息子に石を投げつけて殺すそうです。。。
こうして、イスラエルから悪を取り除く責任が、両親にはあるとのこと。
……実際にこの刑が実行された記録は、ないようですが……
木にかけられた死体(22-23節)
死刑にした人の死体を木にかけて晒す場合、一晩中晒すことはせず、その日のうちに埋めるように言われています。
木にかけられた死体は神に呪われたものなので、土地を汚してはならないためでした。
これは、十字架に架かったイエス・キリストのことを暗に示しています。
イエス・キリストは、十字架に架かることで、本来私たちが受けなければならなかった父なる神様の呪いを代わりに受けて下さいました。
このことを説明している23節は、のちの新約聖書で、パウロも引用しています。
感想
特に心に響いたのは、最初の「野で殺された人」の段落。
責任の所在がどこにあるか分からなくても、ちゃんと贖いの儀式を行う。
大事なことだと思いました!
とかく我が国の人たちの多くは、責任の所在を曖昧にしたまま、和解だけをしようとしていると感じることが多々あります。
それは絶対に無理だと思います。
悔い改め、赦してもらうという行程なしに、和解はありえません。
謝ることと、赦すこと。どちらも大切ですね。
参考文献
以下の解説書を参考にさせていただきました。
以上、ペパーミントあいがお届けいたしました!
次回は [ai] 申命記22章 同胞を助けること〜姦淫について についてお届けいたします。
お楽しみに!