こんにちは^ ^
ペパーミントあいです。
今日は民数記22章を読みました。
民数記22章
[ai] 民数記21章 カナン人に対する勝利〜シホンとオグに対する勝利 の続きです。
本章には
- バラクとバラム(1-21節)
- バラムとロバ(22-35節)
- バラムとバラムの会見(36-40節)
- バラムの託宣(41節、23章へ続く)
※サブタイトルは新共同訳聖書より
について書かれていました。
以下は、受洗1年4ヶ月目のわたしが本章を読んだ感想です。
解釈には注釈、解説書、教会で得た知識等を総動員させていただいておりますが、聖書について詳しくお知りになりたい方は、お近くの教会へ行って、牧師先生に聞いてみて下さいね^ ^
バラクとバラム(1-21節)
イスラエルの民がモアブの平野に宿営していた頃、モアブの王バラクは、イスラエル人がアモリ人を制圧したこと知り、恐れを抱いていました。
(ちなみにモアブ人は、アブラハムの甥のロトの子孫)
バラクは同族の占い師バラムを呼び、イスラエル人を呪ってもらおうと考えました。
バラクはモアブの長老と、友好関係にあるミディアンの長老たちをバラムの元へ使者として送ります。
バラムは異教徒の占い師でしたが、一応、神様への信仰も持っていたようで、神様に託宣を仰ぎます。(新約聖書の第二ペテロには、バラムは「預言者」と書かれています)
神様はバラムに言われました。
「あなたの元にいるこれらの者は何者か?」
神様は当然、バラクの使者であることはご存知ですが、バラムが彼らをどう捉えているか確かめるために、あえて尋ねます。
バラムは答えます。
「モアブの王、ツィポルの子バラクがわたしに人を遣わして『今ここに、エジプトから出て来た民がいて、地の表を覆っている。今すぐに来て、わたしのために彼らに呪いをかけてもらいたい。そうすれば、わたしはこれと戦って、追い出すことができるだろう』と申しました」
神様はバラムに言われました。
「あなたは彼らと一緒に行ってはならない。この民を呪ってはならない。彼らは祝福されているからだ」
バラムは翌朝、バラクの使者たちに断りの返事をしました。
使者たちがバラクの元に戻り、返答を伝えると、バラクは、今度は以前よりも多くの、位の高い使者を遣わしました。
使者たちはバラクの言葉をこのように伝えます。
「あなたを大いに優遇します。あなたの言われることは何でもします。だからどうか来て、イスラエルの民に呪いをかけて下さい」
バラムは呪術師として、相当一目置かれた存在だったようですね。
バラムは答えました。
「たとえどれだけの金銀を積まれても、主の言葉に逆らうことはできません。主がわたしに、この上何とお告げになるか、確かめさせて下さい」
「主の言葉に逆らうことは出来ない」と言いつつ、一度答えられたことをもう一度聞こうとするあたり、ちょっと、お金も積まれたことだし、神様考え改めてくれないかな、という期待がありそうですね。
その夜、神様はバラムに言われました。
「これらの者があなたを呼びに来るのなら、立って彼らと共に行くがよい。しかし、わたしがあなたに告げることだけを行わねばならない」
翌朝、バラムはモアブの長たちと共に出かけました。
バラムとロバ(22-35節)
ところが、彼が出発すると、神様の怒りが燃え上がりました。
どうやらバラムは、神様に言われたことだけをするように、と言われたのに、お金に目がくらんで、バラクの申し出を受ける方向に気持ちが傾いていたようです。
神様の御遣いが抜き身の剣を持って、彼の前に立ち塞がります。
バラムの乗っていたロバは、御遣いを恐れて道をそれました。
御遣いが見えていないバラムは、ロバを打ちます。
そのやり取りが、合計3回。
バラムが3回ロバを打ったところで、神様がロバの口を開かれました。
「わたしがあなたに何をしたというのですか。3回もわたしを打つとは」
「お前が勝手なことをするからだ。もし剣を持っていたら、即座に殺していただろう」
「わたしはあなたのロバです。あなたは今日まで、ずっとわたしに乗ってこられたではありませんか。今まであなたに、このようなことをしたことがあるでしょうか?」
「いや、なかったな」
バラム、ふつうにロバと会話してますね(^_^;)
「ロバがしゃべったぁぁぁ!ひいいいい」とか、 ないんですね(苦笑)
神様がこの時、バラムの目を開かれたので、御遣いが剣を持って立ち塞がっているのが見えました。
彼は身をかがめてひれ伏します。
御遣いは言いました。
「なぜこのロバを三度も打ったのか。見よ、あなたはわたしに向かって道を進み、危険だったから、わたしは妨げる者として出て来たのだ。このロバはわたしを見たから、三度わたしを避けたのだ。ロバが避けていなかったら、きっと今は、ロバを生かしておいても、あなたを殺していただろう」
『わたしに向かって道を進み』というのは、恐らく、神様に刃向かう道を進み、という意味になるかと思います。
バラムは御遣いに言いました。
「わたしの間違いでした。あなたがわたしの行く手に立ちふさがっておられるのを、わたしは知らなかったのです。もしも意に反するのでしたら、わたしは引き返します」
御遣いはバラムに言いました。
「この人達と共に行きなさい。しかし、ただわたしがあなたに告げることだけを告げなさい」
そのことを再確認すると、バラムは再び、バラクの長たちとともに先に進みました。
バラムとバラムの会見(36-40節)
バラムが来たことを聞くと、バラクは国境沿いのアルという街まで出迎えに行きました。
バラクはバラムに言いました。
「あなたを招くために、何度も使者を送らねばなりませんでした。どうしてすぐ来て下さらなかったのですか?あなたを優遇することは、わたしに出来ないでしょうか」
バラムは言いました。
「ご覧の通り、あなたのところにやってきました。しかしわたしに、何かを自由に告げる力があるでしょうか。わたしは、神がわたしの口に授けられる言葉だけを告げねばなりません」
バラムはバラクに同行し、キルヤト・フツォトというところに着きました。
バラクは牛と羊の群れを屠って、バラムを歓迎しました。
バラムの託宣(41節、23章へ続く)
翌朝、バラクはバラムを連れて、バモト・バアル(バアルの高きところ)に上りました。
そこからイスラエルの民の一端が見えました。
(次章へ続く)
感想
バラムのように、ちゃんと神様の言うことを聞いているつもりでも、実は気付かない間にお金に目がくらみ、神様の御心とは違う方向の進もうとしてしまっていること、私たちにもありますよね。
それまで順調に進んできた計画が急に頓挫しだすようなことがあったら、あるいは、神様がバラムの前に抜き身の剣を持った御遣いを送られたように、あなたが間違った方向に進もうとしているのを止めておられるのかもしれません。
無論、そういうわけではなく、試練を与えてより大きな祝福を与えようとされているのかもしれません。
でも、何かが急に上手くいかなくなった時は、今一度、自分が神様を無視して変な方向に進もうとしていないか、思い返す必要はありますね。
いずれにしても、祈り、神様の声をよく聞かないといけません。
以上、ペパーミントあいがお届けいたしました!
次回は 民数記23章 バラムの託宣〜バラムの第三の託宣 についてお届けいたします。
お楽しみに!