こんにちは^ ^
ペパーミントあいです。
今日は受難週6日目 「ピラトの裁判・十字架の道と死・イエスの埋葬」の行われた日に当たります。
受難週に関するブログを書くことにしたきっかけ
今通っている草加神召キリスト教会リバーサイドチャペルにて、このようなカードをいただきました。
受難週の出来事が全て、時系列順に、各福音書別に該当箇所を載せてくれています。
何て親切な!
せっかくこのような貴重なものをいただいたので、この機会に日々該当箇所を読み、率直な感想をまとめてみることにしました。
よろしければ、最後までお付き合いいただけると嬉しいです^ ^
受難週⑥-1 ピラトの裁判
[ai] 受難週⑤ 最後の晩餐・最後の教えと祈り・ゲッセマネの祈り・イエスの逮捕 の続きです。
該当箇所は、新約聖書の以下の箇所です。
(マタイによる福音書27章1-30節)
(マルコによる福音書15章1-19節)
(ルカによる福音書22章66節-23章25節)
(ヨハネによる福音書18章28節-19章16節)
祭司長たちは、イエス様をローマ総督のピラトに引き渡しました。
ピラトはイエス様には何の罪も見出せないと思いましたが、民衆があまりに「イエスを十字架につけろ!」と叫ぶものだから、その勢いに負けてしまいました。
ピラトの配下のローマ兵たちは、イエス様を鞭で打つと、紫の衣(=王様の服に見立てた衣)を着せ、いばらの冠をかぶせて「ユダヤ人の王ばんざい」などとからかったり、つばを吐いたり嘲笑したりしました。
受難週⑥-2 十字架の道と死
該当箇所は、新約聖書の以下の箇所です。
(マタイによる福音書27章31-56節)
(マルコによる福音書15章20-41節)
(ルカによる福音書23章26-49節)
(ヨハネによる福音書19章17-30節)
ピラトはイエス様を好きなようにするようにと、ユダヤ人たちに引き渡しました。
執行人たちはイエス様に元の衣を着せると、十字架を背負わせてゴルゴタ(どくろ)という処刑場へ連れて行きます。
酷なことに、十字架の刑は、囚人が自分が架かる十字架を自分で運ばねばなりませんでした。
道の途中、たまたまシモンというクレネ人(北アフリカのクレネというところに住んでいるユダヤ人)が通りかかると、兵士たちは彼にも無理やり十字架を運ぶ手伝いをさせました。
イエス様は十字架に架けられ、その右と左には強盗が架けられます。
イエス様の頭の上には「ユダヤ人の王イエス」という罪状書きが掲げられました。(ローマ皇帝に逆らった政治犯であることを意味します)
死刑執行にあたる兵士は、海面に含んだぶどう酒をイエス様に飲ませようとしましたが、お飲みになりませんでした。
この酸いぶどう酒は、十字架の痛みを麻痺させて軽減させるためのものでしたが、イエス様は、罪の贖いの苦しみを受けるために、あえて苦しむことを選択されました。
人々は「ユダヤ人の王なら、自分を救ってみろ」などと罵ります。
一緒に十字架に架けられた強盗も、一人は「キリストなら、自分と私たちを救ってみろ」イエス様を罵りましたが、もう一人の強盗は「我々は自分のしたことの報いを受けているのだから当たり前だ。でもこの方は違う」と、彼をたしなめます。
そして、イエス様に言いました。
「イエス様。あなたが御国の位におつきになるときは、私を思い出して下さい」
イエス様は彼に答えて言われます。
「あなたは今日、わたしとともにパラダイスにいます」
※他の福音書では、強盗は二人ともイエス様を罵ったことになっていますが、ルカの福音書だけに、このやり取りが書かれています。
その時、まだ12時頃でしたが、全地が暗くなって、それが3時頃まで続きます。
イエス様は苦しんで「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」と叫ばれました。
これは「わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか」という苦しみから出る言葉でしたが、祭司長たちはエリヤ(旧約聖書に出てくる預言者)に助けを求めていると勘違いしました。
そして最後に「父よ、わが霊を御手にゆだねます」と叫んで、息を引き取られました。
この光景を眺めていた執行人の百人隊長は、これらの出来事を見て「この方はまことに正しい方であった」と言いました。
そして、神殿の垂れ幕が真っ二つに裂けました。
※神殿の垂れ幕については、下記記事をご参照のこと。
[ai] 出エジプト記26章 幕屋を覆う幕〜天幕の入り口の幕
この垂れ幕は、大祭司が年に一回だけ入ることの許された至聖所を区切る垂れ幕。
これが裂けたということは、十字架の贖いが完了したことにより、人がイエス様を通して、いつでも神様に会いに行けるようになったことを意味します。
細かい時系列などはちょっと把握しきれていないのですが、大筋はこんな感じです。
受難週⑥-3 イエスの埋葬
該当箇所は、新約聖書の以下の箇所です。
(マタイによる福音書27章57-67節)
(マルコによる福音書15章42-47節)
(ルカによる福音書23章50-56節)
(ヨハネによる福音書19章31-42節)
イエス様が亡くなると、アリマタヤのヨセフという人が、遺体を引き取らせてほしいとピラトに願い出ました。
この人は高い地位を持つ議員でしたが、イエス様の隠れた弟子でした。
ピラトは、イエス様がたった6時間で亡くなったことに驚きます。
ふつう、十字架に架けられた人は、死ぬのにもっと時間がかかるからです。
ピラトは遺体を引き取ることを許可します。
ヨセフはイエス様の遺体に亜麻布を巻き、丁重に葬りました。
以上、ペパーミントあいがお届けいたしました。
次回は 復活(イースター) に続きます。
お楽しみに。