こんにちは^ ^
ペパーミントあいです。
今日は創世記31章を読みました。

創世記31章
[ai] 創世記30章 ヤコブの子供〜ヤコブの工夫 の続きです。
本章には
- ヤコブの脱走
- ラバンの追跡
- ヤコブとラバンの契約
※サブタイトルは新共同役聖書より
について書かれていました。
以下は、受洗8ヶ月目のわたしが本章を読んだ感想です。
解釈には聖書の注釈、解説書、教会で得た知識を総動員させていただいておりますが、聖書についてお知りになりたい方は、お近くの教会へ行って、牧師先生に聞いてみて下さいね。
ヤコブの脱走
ヤコブがますます栄えていったので、ラバンとラバンの息子たちは、ヤコブを妬むようになりました。
神様がヤコブに
「あなたは、あなたの故郷である先祖の土地に帰りなさい。わたしはあなたと共にいる」
とおっしゃられたので、ヤコブは二人の妻・レアとラケルを呼んで、そのことを相談します。
レアとラケルはラバンの娘ですが、父にはほとほと愛想がつきていたので、ヤコブに賛同。神様に従うように薦めます。
ヤコブはすぐに妻と子供達、そして、得た全ての財産を持って、父イサクのいるカナン地方へ向かいました。
この時、ラケルはラバンの家から守り神の像を盗むのですが、ヤコブはそのことを知りません。
※ラケルが守り神の像を盗んだのは、この像をもつ者にラバンの家の相続権が与えられるからとのことでした。
ラバンの追跡
ラバンがヤコブの脱走に気付いたのは、それから三日後のことでした。
ラバンは一族を率いて追跡し、追いつきます。
が、夢の中に神様が現れ、
「ヤコブを一切非難せぬよう、心に留めておきなさい」
と忠告されました。
ラバンはヤコブに言いました。
「一体何ということをしたのか。わたしを欺き、しかも娘たちを戦争の捕虜のように駆り立てていくとは。なぜ、こっそり逃げ出したりして、わたしをだましたのか。ひとこと言ってくれさえすれば、わたしは太鼓や竪琴で喜び歌って、送り出してやったものを。孫や娘たちに別れの口づけもさせないとは愚かなことをしたものだ。わたしはお前たちをひどい目に遭わせることもできるが、夕べ、お前たちの父の神が、『ヤコブを一切非難せぬよう、よく心に留めておきなさい』とわたしにお告げになった。父の家が恋しくて去るのなら、去ってもよい。しかし、なぜわたしの守り神を盗んだのか」
ラバンはさも、自分が被害者であるかのように言っていますが、ヤコブが、言えば、ラバンがあの手この手を使って帰れなくさせようとしてくるのが安易に想像出来たから黙って去ったのは明らかです。
ヤコブはラケルが守り神の像を盗んだことを知らないので、またラバンが言いがかりをつけてきたと思い、「だったら捜して取り戻せばいい」と家捜しさせます。
ラケルは像をらくだの鞍の下に入れ、その上に座り「お父さん、悪く思わないで下さい。わたしは今、月にものがあるので立てません」と説明。
結局、像は見つからなかったので、ヤコブはここでブチ切れ、これまでの恨みつらみをラバンにぶつけます。
ヤコブとラバンの契約
ヤコブとラバンはその場所に石碑を立て、契約を結びました。
その場所を境界線に、お互いの領域に踏み入らないという契約です。
ヤコブはこの場所を「ガルエド」と名付けました。
ラバンも「この石塚(ガル)は、今日からお前とわたしの間の証拠(エド)となる」と言いました。
彼らは契約を結ぶと、石碑を囲んで飲み食いをしました。
翌朝早く、ラバンは娘と孫達に口づけして祝福を与え、自分の家に帰っていきました。
感想
ヤコブが神様から召しを受けたのにも関わらず、こそこそ脱走するようなマネをしたことは、褒められたことではないかもしれません。
でも、前の章でヤコブがラバンに「独立させてくれ」とお願いしても「望みの報酬をやるから」の一点張りでさせてくれなかったこと、
さらに31章では、その報酬を「10回も変えた」ことが語られているので、これらのことを考えると、そんな強硬手段に出たくなる気持ちも分かる気がします。
36-42節では、かなりの悪条件で働かされていたことも伺えますからね。
神様がヤコブを祝福して下さらなかったら、ブラック企業で使い捨てられる社員のように、身も心もボロボロにされていたかもしれません。
神様が共にいて下さることは、心強いことだなと思いました。
以上、ペパーミントあいがお届けいたしました。
次回は [ai] 創世記32章 エサウとの再会の準備〜ペヌエルでの格闘 についてお届けいたします。
お楽しみに!