こんにちは^ ^
ペパーミントあいです。
今日は創世記29章を読みました。

創世記29章
[ai] 創世記28章 ヤコブの出発〜ヤコブの夢 の続きです。
本章には
- ラバンの家に着く
- ヤコブの結婚
- ヤコブの子供(30章に続く)
※サブタイトルは新共同訳聖書より
について書かれていました。
以下は受洗8ヶ月目のわたしが本章を読んだ感想です。
解釈には聖書の注釈、解説書、教会で得た知識等を総動員させていただいておりますが、聖書の教えについてお知りになりたい方は、お近くに教会へ行って、牧師先生に聞いてみて下さいね^ ^
ラバンの家に着く
長い旅の末、ヤコブは伯父ラバンの住むハランに辿り着きました。
ヤコブは井戸の前で、羊に水を飲ませにきたラケルと出会います。
ラケルはラバンの娘でした。
ヤコブがラケルに、自分が従兄弟であることを告げると、ラケルはラバンにことの次第を説明。
ラバンは自分の家にヤコブを迎え入れました。
ヤコブの結婚
ラバンにはレアとラケル、二人に娘がいました。
姉のレアはあまり美人ではなかったようですが、妹のラケルは美人でした。
※新改訳聖書では「レアの目は弱々しかった」とありますが、新共同訳聖書では「レアは優しい目をしていた」という、優しい訳になっていました。レア=雌牛、ラケル=雌羊、という意味になります。
ヤコブはラケルを愛していたので、伯父ラバンに、家にとどまって働く報酬として、ラケルとの結婚を望みました。
ラバンはそれを快諾。ラケルと結婚するために、ヤコブは7年間ラバンの元で働きます。
ヤコブはラケルを愛していたので、7年間はあっという間でした。
7年経ち、ヤコブはめでたく彼女と結ばれますが、朝になってよくよく相手を見てみると、姉のレアでした。
ヤコブが「これはどういうことか!?」とラバンを問い詰めると、ラバンは答えました。
「我々のところでは、妹を姉より先に嫁がせることはしないのだ。とにかく、この一週間の婚礼の祝いを済ませなさい。そうすれば、妹の方もお前に嫁がせよう。だがもう7年間、うちで働いてもらわねばならない」
すでに婚礼の祝宴が始まってしまっていること、何より、関係を持ってしまっているため、今更破談にすることは出来ません。
仕方なく、ヤコブはレアとラケルの両方をめとり、もう7年間ラバンの元で働きます。
ヤコブの子供
ヤコブは当然のことながら、レアよりラケルを愛していました。
レアが好かれていないのを見た神様は、レアにはたくさん子供が出来るようにし、ラケルには子供が出来なくさせました。
ラケルはサラやリベカと同じ苦しみを味わうことになります。
レアには
- ルベン……「主はわたしを顧みて(ラア)下さった」
- シメオン……「主はわたしが疎んじられていることを耳にされ(シャマ)、またこの子をも授けて下さった」
- レビ……「これからはきっと、夫はわたしに結びついて(ラベ)くれるだろう」
- ユダ……「今度こそ主をほめたたえよう(ヤダ)」
という4人の男の子が生まれました。
その後、彼女はしばらく子供を産まなくなりました。
感想
騙したラバンも最低ですが、ヤコブも父イサクを騙して、エサウから祝福を横取りしました。
騙して得しようとする奴は、騙されて痛い目を見ることになるのだなと思いました。
当初の目論み通り、しばらく身を潜めてほとぼりが冷めたら帰る、というわけにはいかなくなりましたからね。
それにしても、甥を騙して7年多く働かせたラバンに、息子に入れ知恵したリベカ、それにまんまと乗っかるヤコブと、ラバンの家系、酷いですね^^;
子供を産めば夫が振り向いてくれると健気に産み続けるレアが、哀れでなりません。
でも、聖書の時代は今よりも全然、「女は子供を産んでなんぼ」という価値観が強かったと思います。
それは [ai] 創世記19章 ソドムの滅亡とロトの娘たち を読んでいただければ恐ろしいほど分かります。
ロトの娘たちは、自分の父親と寝てまで子供を産みましたからね。
レアにとって子供が次々授けられることは、この上ない喜びであり、神様に顧みられていることを実感できる出来事だったのではないでしょうか?
疎んじられているレアを、神様は哀れに思われたのでしょうね。
聖書には「哀れに思って」 とは記載されていないですが、文脈からして、そのように感じます。
以上、ペパーミントあいがお届けいたしました。
次回は [ai] 創世記30章 ヤコブの子供〜ヤコブの工夫 についてお届けいたします。
お楽しみに!